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系統用蓄電池の契約申込みルールが変更、発電側・需要側双方の手続きが必要に

2026年6月1日、電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、系統用蓄電池に関する系統アクセス手続きについて、「発電設備等に関する系統アクセスの流れ」を更新しました。

今回の更新では、系統用蓄電池に係る契約申込みの受付条件として、発電側および需要側の両方の契約受付を要件とする内容が反映されています。

系統用蓄電池は「発電」と「需要」の両面を持つ

系統用蓄電池は、電力系統から電気を受けて充電する際には「需要設備」としての性質を持つ一方、蓄えた電気を系統へ放電する際には「発電設備」としての性質を持ちます。

そのため、系統への接続を進める際には、放電する発電側だけではなく、充電する需要側についても系統接続条件を確認する必要があります。

今回のルール変更では、契約申込みの受付にあたり、発電側と需要側の双方について契約受付が行われていることが要件として明確化されました。

なぜルールの見直しが進んでいるのか

全国で系統用蓄電池の開発計画が急速に増加する中、系統接続の申込みが集中し、一般送配電事業者の審査や系統接続手続きへの負荷が高まっています。

また、実際に事業化する可能性が十分に固まっていない案件が系統容量を確保する、いわゆる「空押さえ」への対応も重要な課題となっています。

こうした背景を踏まえ、経済産業省やOCCTOでは、事業化の確度が高い案件をより円滑に系統へ接続できるよう、系統アクセスに関する制度や手続きの見直しを進めています。

系統用蓄電池の開発では手続き条件の確認がより重要に

系統用蓄電池の事業性を検討する際には、土地や設備価格、市場運用による収益性だけでなく、系統接続の条件やスケジュールも重要な判断材料となります。

特に今後は、接続検討から契約申込み、工事費負担金の支払い、系統連系まで、それぞれの段階で求められる条件を正確に把握したうえで案件を進めることが、これまで以上に重要になると考えられます。

系統用蓄電池市場の拡大に伴い、系統アクセスをめぐるルールは継続的に見直されています。

GRID CAPITALでは、今後も系統用蓄電池の開発や系統連系に関する制度・市場動向について情報を発信してまいります。

参考情報

・電力広域的運営推進機関(OCCTO)
「発電設備等に関する系統アクセスの流れの更新について」

・経済産業省
「第9回 次世代電力系統ワーキンググループ」

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